悪口を言う心理について、人から悪口を言われて悩んでいる人は知りたい思いが強いでしょう。そして、悪口を言ってしまうけれどどうしてだろう…と考えている人もいますよね。
では悪口を言う心理について、どのような気持ちが潜んでいるのかを見ていきましょう。
相手よりも優位に立ちたい
相手よりも自分の方が上に立ちたい思いがあるため、悪口を言う心理があります。なぜ相手よりも優位に立ちたいと思うのでしょうか。
自分よりも優れているように感じる
相手の存在を見て、自分よりも優れていると思うと焦りを感じる気持ちが出てきます。そして、出来れば相手よりも優位に立ちたくなる思いが出てくる場合も。
優位に立つ方法として、自分が努力をするよりも相手を下げるようにしよう…と考えるのです。相手を自分よりも下にするために、悪口を言う心理があるでしょう。
人に伝えることで、相手の評判を悪くして自分の方が優れているように見せたいのでしょう。でもこれをそのまま受け入れてくれる人もいれば、悪口を言う相手は信じられないと思われてしまう可能性もあるのです。
どんなに頑張っても勝てない
仕事などでどんなに努力をしても、相手に自分よりもスキルがあったり経験を積んでいたりする場合もあるでしょう。この時に、なんとかして蹴落としたい思いが出てくるのです。
どうやって相手をこのポジションから蹴落とそうかな…と考えた時に、他に方法が浮かばないのでとにかく相手の粗さがしを始める人も。
相手の粗さがしをして、もしも見つけた時にはこれを周りに行って相手の評価を下げようとします。これに対して周りが乗ってくるようなら、更に悪口を広めていくようなケースもあるでしょう。
悔しい思いを隠したい
自分よりも優れている存在に対して、悔しい思いを持つ時もありますよね。でも悔しい!と素直に言うのは自分のプライドが許さないので、隠そうとするのです。
でも、隠しただけでは自分の気が済まずに、なんとかして自分のこのドロドロした思いをはきだしたい気持ちに。
この時に悪口を言う心理がはたらくのです。悔しい思いを隠す代わりに相手の悪口を言って、自分を安心させたいような思いもあるでしょう。
守りたいのは自分のプライド。こう考えた時にどうすれば守れるのかを考えるのでしょう。悔しい思いを抱えたままで過ごすのは辛いので、保身のために悪口を言うのです。
連帯感を持ちたいから悪口言う心理
誰かの悪口を人と言い合うと、なんとなく連帯感を持てるもの。この連帯感を持ちたくて悪口を言う心理もあるのです。
仲良しになりたい
悪口言う仲間になれれば、これから先にもっと相手と仲良くなれる…と考える人もいます。悪口を言って相手から「そうそう」「分かる!」と言ってもらうと、嬉しくてたまらない気持ちに。
悪口を言うのが好きな集団などがいる時には、新しい情報を持っていくような場合もあります。今までに出ているような悪口を繰り返すだけでは、周りの反応が薄いため。
新しい悪口のネタを持っていくと、周りが喜んでこれを聞いてくれると連帯感が出るので嬉しい気持ちになる人もいます。
盛り上がりたい
悪口を言うと、仲間同士で盛り上がれると考える人もいます。例えば女子会の席などでは悪口を言い合う場面が多いですよね。お酒も入っているので、エスカレートしてしまうケースが多いです。
でもここで気をつけたいのは、自分なりにセーブをするのも必要ということ。気がつけば誰よりも悪口を言ってしまっていたら、周りから引かれてしまう可能性もあるのです。
盛り上がりたい思いだけで悪口を言いすぎるよりも、違う話題に替えられるかどうか考えてみましょう。話題を替えてみた方が、周りから好かれて皆で過ごす空気が良くなるかもしれません。
ストレス解消がしたい
悪口を言うと、ストレス解消になると思う人もいます。でもこれをストレス解消にしてしまうのも、なんだか淋しいことですよね。自分の中で後から「悪口なんて言わなければよかった」と思わないようにしたいところ。
イライラしたら悪口を言ってしまう場合
なんとなくイライラしていると、悪口を言ってすっきりしたい思いもあります。例えば上司や先輩に叱られて、その時は謝ったけれどなんだか腑に落ちないような時もありますよね。
この時に、上司や先輩の悪口を人に聞いてもらうことが出来れば、これでストレス解消になるのです。
イライラした気持ちを軽減させたくて、信頼できる友達に悪口を聞いてもらうケースもあるでしょう。
でも聞く側としては、疲れる…と思うことが多いですから、あまり量が多くならないように気を付ける必要があるのです。
溜め込むのが苦手
自分の中の負の感情を溜め込むのが苦手…と思う人も、ストレス解消で悪口を言う場合が多いでしょう。
もしもこのまま自分の中に思いを溜め込むと辛いので、ここでしっかり出しておかないと!と思うのです。
でもストレス解消は悪口を言うだけでは、一時的なものにしかなりません。相手とのやり取りに対して今後どうすればいいのかを考えれば、これから先はトラブルも減るはずです。
この方がこれから先にストレスを溜めずに済むでしょう。でも根本的な解決をするように気持ちを切り替えれば、悪口を言う機会も軽減するもの。
自分の中で整理がしたい
悪口を言ってストレス解消、そしてこれにより自分の中で整理ができる時もあるのです。でも自分の中で整理をしたいだけなら、悪口は特に必要ないですよね。
人に話せば、自分の中の思いを整理できる場合もあるのです。これが出来れば今後は悪口を言わなくても、自分の心の中の整理が出来るでしょう。
そして、聞いてくれた相手に対しても笑顔で感謝の気持ちを言えるはず。相手も「いつでも話してね」と言ってくれるため、良い人間関係が築けるのです。
まとめ
悪口を言う心理には様々なものがあります。でも言った後で仮にすっきりしたとしても、どこか虚しさを感じるもの。
聞いている側としても、楽しい気持ちにはなりにくいでしょう。これからの日々の中でも、悪口を言いたくなる時があるかもしれません。でもここで本当に悪口を言うべきなのか、一度じっくり考えるようにしてみましょう。
自分の中で相手に対して求めているものがあるのなら、それを素直に伝えた方が良い場合もあると気がつくはずです。
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